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高木学園女子高等学校

理事長日記

「本気」の2018年

2018年1月9日

今日から2018年の学校生活がスタートしました。本年もどうぞよろしくお願い致します。

 

本年は学校法人 高木学園の創立110年目にあたります。創立者・髙木君先生が明治時代にこの学校を設立してからこのような長い時間が経ちました。私たちは、その間の世の中の変化や今後の方向をしっかりと理解して、社会が必要としている人を育てる教育を実践できるように、精進して行きます。

そのような想いを、本年の年頭のあいさつとして教職員の皆さんにお伝えしましたので、抜粋をこちらでもご紹介します。


新年明けましておめでとうございます。

2018年が皆様にとって、またご家族の皆様にとって良い1年でありますようお祈りいたします。年頭にあたってご挨拶申し上げます。

昨年のこの場では、2017年はこれまでの慣行や考え方などを「打破」して高等学校の教育改革や幼稚園の新園舎~新しい制度への移行を準備する年としたいと申し上げました。

というのは、社会の変化がかつてないほどに大きいためです。スマートフォンの爆発的な普及、IoT、AIなどのテクノロジーの進化、日本の少子高齢化の影響を受けた一人ひとりの創造性アップの必要性、高まる女性の社会での活躍への期待などを直視したときに、本学園の教育が十分な取り組みができているかについて再検討が必要だと感じ、改革への準備を始めました。その社会の変化はより早くなってきています。

そのような社会の変化・そしてこれからの社会のニーズに応じられるよう、昨年1年の間に、先生方に色々と改革の準備をしていただきました。大変な状況にも直面することもありました。ですが、その時にそこでやめてしまうか、前に進むかが今後の命運を分けると考えます。

つい数日前に、プロ野球の星野仙一監督が亡くなられたというニュースが駆け巡りました。星野監督は数々の球団を立て直された名監督でいらっしゃいましたが、私が最も印象に残っているのは、阪神の監督に就任されてからのことです。リーグ最下位が続いていた阪神に監督として着任され、改革を進められます。

その星野監督の言葉を改めて読ませて頂いたところ、こんなことをおっしゃっていました。

「大変という意味は、大きく変わるということ。ピンチはチャンスの前触れです。」

「やるべきだと思っていることを”本気”になってやっていかなければ、自分の人生も、なにひとつ変わっていきはしない。”本気”か”本気でないか”が人生の分かれ道だ。」

そして監督着任から2年で、阪神はリーグ優勝を果たすのです。

この創立110周年にあたる本年は、私たちは”本気”で学校改革に進む年としたいと思います。もちろん、そのためにはまず私自身、教職員の皆さんが”本気”で教育に向き合えるような業務の改善や組織体制の見直しに取り組むつもりです。そのうえで、ぜひ教職員の皆さんとともに”本気”で改革に向かっていきたい。そんな意気込みの2018年、本年もどうぞよろしくお願い致します。

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