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高木学園女子高等学校

理事長日記

本がきっかけで20年の時を越える

2018年5月2日

ゴールデンウィーク真っ最中ですが、昨日・今日は在校生の皆さんは授業でした。明日からまた4日間お休みとなりますが、何かこの連休の間に計画していることはあるでしょうか。気候も良いですし、ぜひ楽しい有意義な日を過ごして下さい。

私は前半の連休の間に不思議な体験をしました。それは、ある1冊の本がきっかけとなって20年以上の時を越えて友人と「再会した(再びつながった)」経験です。

そもそものきっかけは、私が昨年のいつだかに、大好きなFMラジオ局・J-Waveでジョン・カビラさんの番組”Tokyo Morning Radio”を聞いていたことでした。インドに素晴らしく美しい絵本を創る出版社・タラブックスさんという会社があるということを紹介していました。それからずっとその出版社のことが気になっていたのですが、連休直前に書店でその出版社についての本を見つけました。

 

 

 

 

この出版社の絵本の特徴は、「手作り(ハンドメイド)!」(全ての本ではないようですが、ハンドメイドの絵本が多いのです) 布を再利用した紙を創り、それに手作業で絵などを版画のように創り込んでいくそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

立ち上げ当初は、インドで小さくスタートしたタラブックスさんですが、その絵本の美しさに間もなく世界中からオーダーが入るようになったそうです。(ちなみに、インドの多くの民族の神話や、民族特有の絵などを活かした絵本を創られています。)ですが、手作りの本が多いため、制作にとても時間がかかり、「入荷は半年後です」ということも決して珍しくないとのこと。このスピード重視の時代に、そのような方針を受け入れてくれるのだろうか、と社の方々も思ったこともあったようですが、世界各地で多くの人を魅了し続けているそうです。

そのような出版社があるんだな・・・というようなことに驚きながら、この本を読んでいたのですが、あるページでふと目が釘付けになりました。この出版社から絵本を出版した「日本人の女性がいる」ということが(写真とともに)紹介されたページでした。

「この女性、大学時代に知り合いだった○○さんじゃないかな?」

と思わず、新幹線(の中でこの本を読んでいました)の中でびっくりした私は、早速SNSでその女性の名前を探してみました。共通の友人もたくさんいて、間違いなく○○さんだ!そこで、思い切って彼女にメールを送ってみることにしました。

「『タラブックス』の本を読んでいたら、○○さんじゃないかと思うページに辿り着いて、とてもびっくりしながらこのメールを送っています。・・・」

メールを読んでもらえたらラッキー、もちろん大学生の時から20年以上もコンタクトをとっていないから、私のことは覚えていないかもしれないし、返事もないかもしれない。でもとにかくまずは連絡してみよう、と連絡してみました。

すると、あっという間にその彼女から返事をもらいました。

「本当にお久しぶりです!この本を読んでくれてうれしいです。タラブックスさんから本を出すことになりました。・・・」

人生とは本当に面白いな、と改めて感じました。私がもしJ-Waveでこのタラブックスさんのことを聞いていなければ、この本を手にとることもなく、この友人のことを思い出すこともなく・・・でもたまたまラジオ番組を聞いていて、たまたまその出版社についての本を、書店で見かけて、たまたまその知人の顔と名前を私も覚えていて・・・。何があるかわからないのが、人生ですが、何かを起こせるのも人生です。

ぜひゴールデンウィーク後半の一日一日も「何かを起こす」ために大切に過ごしてください。


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